【社会人×独学】電験三種合格体験記|ブランクありでも突破できた勉強法と失敗からの逆転劇

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はじめに:なぜ今さら電験三種だったのか?

2021年1月。
私は30代、二児の父。高専〜専攻科まで電気を学びながらも、長く電気とは無縁の職に就いていました。

そんな私が電験三種を受けようと思ったきっかけは、業務で環境負荷の少ない発電調査に関わる機会があったことでした。

発電効率(出力電力量/発電電力量)の計算ですら不安。
テスターを手にするのも約10年ぶり…。

このままではまずいと感じ、勉強を決意しました。

電気担当は「とりあえずあいつで」状態だった

当時の職場には電気に明るい人がおらず、
私が20歳の頃に取得していた第二種電気工事士の資格を理由に、暫定的に電気担当に任命されました。

 現場では基礎的な電気知識が必要。
しかし私はブランクでスキルが抜け落ちていました。

不安を払拭するために、2021年3月、電験三種受験を決意しました。

教材購入の工夫|1冊ずつ、段階的に

4科目を一度に揃えると“買って満足してしまう”危険を感じた私は、教科ごとに分けて購入する戦略を取りました。

● 理論(3月購入)

オームの法則レベルはOK

しかし捻られた問題に引っかかりがち

引っかけ問題で撃沈される日々

● 電力(5月購入)

鉄塔の送電線に皮膜がないことに驚く

視覚的にイメージしやすく、読み進めやすい

● 機械(6月中旬)

学生時代から苦手だった“四機”が大きな壁

合格時点では“なんとなく”理解できるレベル

→※電験二種ではここを徹底的に勉強することに

● 法規(7月中旬)

今でも苦手意識あり(単語が分かりづらい)

暗記アプリを使い、直前に一気に暗記→試験という流れで対応

私の勉強法|理解度30%でOK!まずは進める

「完璧に理解してから進む」は時間がかかり過ぎる。
私の方針は以下の通り:

  • 参考書をざっと読む(全体像把握)
  • 問題を見る → 解答を見て「こう解くのか」とイメージ
  • 解けなくてもOK。理解度30%でまずは前に進む

この方法で、知識の地盤を作りました。

1回目の結果(2021年):理論不合格

科目点数[点]
理論55(不合格)
電力60
機械65
制御70

惜しくも理論のみ落としてしまいました。

2回目(2022年):理論1本に全集中

  • 苦手だった電子回路を徹底的に攻略
  • **電気数学(三角関数・微分積分・ラプラス変換)**もカバー
  • 電験二種への布石として、深めに学習

この結果、理論も合格。
このときの学習が結果的に、電験二種一次試験の理論90点獲得(100点満点換算)、二次試験の基礎固めとなりました。

社会人の勉強時間の確保法|私の1日

時間帯内容
朝(5:30〜7:00)出勤前の静かな時間で集中
昼(12:30〜13:00)昼休みのスキマ時間を有効活用
夜(20:00〜21:00)子どもが寝た後に1時間
 ポイント:毎日やることを“当たり前”にすること

今振り返って思うこと|失敗も糧になる

電験三種の理論に落ちたこと。
機械で苦しんだこと。
全部、電験二種合格への準備になっていたと感じています。

 今では、電験三種の問題が「簡単に感じる」ようになりました。

これはまさに、**“成長の証”**です。

まとめ:今、あなたが不安でも継続があれば何とかなります

  • ブランクがあっても
  • 社会人でも
  • 子育て中でも

やり方と継続があれば、電験三種は合格できます。

私の体験が、あなたの参考になれば嬉しいです。

次回予告:使って良かった教材・アプリを紹介します!

次回は、私が電験三種・二種の勉強で使った
おすすめ参考書・暗記アプリ・便利ツールを紹介します。

電験受験者の方は、ぜひチェックしてみてください!

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